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月別アーカイブ: 2025年4月

重量興業のよもやま話~第6回~

皆さんこんにちは!

 

重量興業株式会社、更新担当の富山です。

 

 

シリーズ⑥:建設機械運搬のリアルな現場ストーリー

~トラブルも学びに変える、現場のプロフェッショナルたち~

前回は、建設機械運搬の技術や工夫についてご紹介しましたが、今回は一歩踏み込んで、実際の現場で起きたエピソードをお届けします。

搬入・搬出は一発勝負の世界。時には思いがけないトラブルに直面することもあります。
そんなときにどう対応するか――それこそが、本当のプロの腕の見せどころです。


■ ケース①:突然のゲリラ豪雨で積み込み中断

 

ある夏の日、朝から快晴で順調に重機の積み込み作業を進めていた現場。
ところが午後に入り、突如として激しいゲリラ豪雨に襲われました。

▶ ラダーが滑りやすくなり、重機が傾いてスリップしかける
▶ 急遽、積み込みを中断し、滑り止めと雨対策を実施
▶ 車体の固定を確認しなおし、無理せず翌朝に再トライ

「納期が迫っているから」と無理をせず、“安全第一”を優先する判断をしたことで、結果的に事故も遅延もなく無事納品できました。


■ ケース②:現場入り口にまさかの“段差トラップ”!

 

とある住宅造成地にて、重機の搬入が予定されていた日。
トレーラーで現場入りしようとしたところ、入り口のアスファルトが施工されておらず、段差が予想以上に大きいことが判明。

▶ 急遽バックで進入方向を変更
▶ 現場スタッフと連携し、簡易スロープを即席で設置
▶ 車両の腹を擦らず、安全に進入成功!

その場で対応策を考え、臨機応変に判断・指示できる経験値こそが、プロのドライバーに求められる力です。


■ ケース③:通学時間帯に重なった現場搬出

 

ある都市部の工事現場での搬出作業。
予定通り準備が整ったが、ちょうど通学時間に重なってしまい、小学生が周辺に多数

▶ 作業を一時中断
▶ 現場監督・誘導員と連携し、安全確保を最優先
▶ 15分後に改めて作業再開、保護者からも感謝の声

「急がば回れ」。この精神が、トラブルを未然に防ぎ、結果的に信頼と安全を守ることにつながります。


✅まとめ:経験の数だけ、判断力が鍛えられる

 

建設機械の運搬は、毎回が“違う現場”“違う条件”との戦いです。
そして、その一つひとつの現場で得た経験こそが、現場力と信頼につながる財産になります。

どんなときも、安全と丁寧さを最優先に。
これからも私たちは、現場の一員として、確かな技術と誠実な対応で、建設現場を陰から支えてまいります。

 

次回もお楽しみに!

 

 

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重量興業のよもやま話~第5回~

皆さんこんにちは!

 

重量興業株式会社、更新担当の富山です。

 

 

シリーズ⑤:建設機械運搬の裏側!

~プロの技術と工夫が光る“積み込み”と“現場搬入”のリアル~

今回は、普段はあまり表に出ることのない**「建設機械の運搬作業」**について、現場の視点からご紹介します。

ショベルカーやブルドーザー、クレーンなどの大型重機を安全かつ効率的に現場へ届ける――
その裏側には、プロの技術と細やかな工夫が詰まっています。


■ 重機の積み込みは“段取り八分”がすべて!

 

一見、ただトレーラーやセーフティーローダーに乗せるだけ…と思われがちですが、
実際の積み込み作業は慎重さと高い判断力が求められる作業です。

🚜 積み込み時のポイント

  • 重心のバランスを確認しながらラダー(スロープ)に乗せる

  • 傾斜角度や路面状態を事前チェック(滑り防止・ラダー固定)

  • 重機の形状・大きさに応じて最適な積載位置を調整

  • 運転者と誘導者の声掛け・合図の徹底

特に雨の日や傾斜のある現場では、わずかなズレが事故につながるため、一瞬の気の緩みも許されません。


■ 狭い現場での搬入・搬出は、経験がモノを言う!

 

都市部や住宅密集地など、現場への進入路が極端に狭いケースも珍しくありません。

🔧 よくある現場の課題と工夫

  • 「電柱ギリギリを通る」「民家との隙間20cmしかない」
    → ドライバーがミリ単位でハンドル操作しながら進入

  • 「Uターンできない」
    後進での搬入を想定したルート構成

  • 「通学路・交通量の多いエリア」
    誘導員を複数配置して安全確保

 

こうした場面では、**事前の下見(現地調査)**がカギを握ります。
実際に地形を確認し、「何時に搬入すべきか」「どの角度で旋回するか」まで細かく段取りを組んでおくことで、当日の作業がスムーズに進行します。


■ 運搬は“チームプレイ”

 

積み込みから搬入・搬出まで、すべてを一人でこなしているように見えても、
その背後には作業スタッフ・重機オペ・現場監督との連携が欠かせません。

たとえば、

  • 積み込み時の合図出し

  • 現場での安全確認

  • 工事の進行状況に応じたタイミング調整

 

すべてがスムーズにかみ合ってこそ、「予定通りに運べた!」という結果につながります。


✅まとめ:派手ではないけれど、確かな職人技が光る仕事

 

建設現場で活躍する重機の“搬送役”――それが建設機械運搬の仕事です。
人目には付きにくい裏方の業務ですが、精密な作業と高い技術力が支えているからこそ、現場は予定通りに動いています。

次回は、そんな運搬の現場で実際にあった“ヒヤリ”とした出来事や、トラブルを乗り越えたリアルなストーリーをご紹介します!

 

次回もお楽しみに!

 

 

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