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日別アーカイブ: 2025年6月23日

重量興業のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

神奈川県茅ヶ崎市を拠点に一般運送業と重機回送運搬を行っている

重量興業株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

重機回送運搬の鉄則──安全・確実・迅速を支えるプロの心得

今回は、重機回送運搬を行う上で欠かせない「鉄則」について、現場の目線でご紹介していきます。

重機運搬は、一歩間違えば大事故につながるリスクの高い作業。だからこそ、日々の積み重ねと確認こそが命を守る鍵なのです。


◆ 鉄則①:積載計算と通行許可の徹底

 

重機は重量が大きく、車両全体の総重量が道路法で定められた制限を超える場合、特殊車両通行許可が必要になります。

この際の鉄則は以下の通り:

  • 積載物の重量・寸法・重心位置の正確な把握

  • 積載図の作成と提出(軸重・車両長・高さ・幅の記録)

  • 通行ルート選定と橋梁制限の確認

 

許可を怠ると罰則も厳しく、また許可なしの走行は現場との信頼関係を損ねる致命的ミスになります。


◆ 鉄則②:積み降ろし作業は“二重三重の確認”を

 

積み降ろし時は、運搬中で最も事故リスクが高い場面
油圧スロープやウインチなどの設備を使っても、基本は“人の目と経験”が頼りです。

  • ブレーキ・車輪止め・固定チェーンの事前チェック

  • 積載時の重量バランスと重心の確認

  • 周囲の立ち入り禁止措置(誘導員配置)

 

特に、雨天・斜面・狭小地では細心の注意が必要です。
**「慣れ」が一番の敵。**毎回が初めてのつもりで臨むことが安全につながります。


◆ 鉄則③:現場と物流を“つなぐ”力を持て

 

現場が動き出すタイミングに重機が間に合わないと、工程全体に影響が出ます。
そのため、運搬業者にはスケジュール管理力と調整力が求められます。

  • 現場との事前すり合わせ(着時刻、配置位置)

  • 渋滞・通行止めなどの事前把握

  • トラブル時の即時連絡体制

 

「無事故で運ぶ」だけでなく、「無駄なく動かす」ための物流コントロールも鉄則のひとつです。


◆ 鉄則④:車両・資材の“日常点検”が事故を防ぐ

 

整備不良によるトラブルは、プロの現場では許されません。
運転前・積載前の点検は、以下のように徹底しましょう。

  • タイヤ空気圧・摩耗の確認

  • ランプ・ウインカー・バックモニターの作動確認

  • 油圧装置の作動テスト

  • 固定用チェーンやラッシングベルトの破損チェック

 

**“走る前の10分が、事故を防ぐ”**という意識を持つことがプロの証です。


◆ 鉄則⑤:プロとしての責任感を持つ

 

この仕事はただの運送業ではなく、**現場の信頼を預かる“重機のパートナー”**です。
だからこそ、「安全・確実・迅速」は単なるスローガンではなく、日々の行動指針です。

  • 誇りを持って作業すること

  • 「見えないところほど丁寧に」を意識すること

  • 新人にもベテランにも“指差し確認”の文化を伝えること

 

こうした意識の積み重ねが、チームの信頼と業界の未来を支えていきます。


◆ まとめ:現場に欠かせない“走る技術屋”

 

重機回送運搬のプロとは、単に大型車を運転する人ではありません。


それは、「建設現場の工程を守る責任者」であり、「重機の命を預かる運び屋」であり、何より「安全を届ける技術者」です。

これからも変わり続ける時代の中で、変えてはいけない“鉄則”を守り続けること──
それが、この仕事の誇りです。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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