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皆さんこんにちは!
神奈川県茅ヶ崎市を拠点に一般運送業と重機回送運搬を行っている
重量興業株式会社、更新担当の富山です。
目次
今回は「重機回送運搬」という、建設業界の根幹を支える仕事の歴史に焦点を当ててみたいと思います。
ショベルカーやクレーン、ブルドーザーなどの大型重機は、建設現場には欠かせません。しかし、これらの重機が“どうやって現場まで運ばれているか”については、あまり知られていないのが現実です。
今回はその「運搬」という視点から、重機とともに歩んできた回送業界の歴史をたどります。
日本の土木建設における重機導入は、戦後の復興期に加速しました。アメリカから輸入されたブルドーザーやショベルなどが各地で使われ始めたのが昭和20年代。
このころは、重機自体も現在ほど大型ではなく、タイヤ付きの機械は自走で現場入りするのが当たり前でした。
しかし、燃費の悪さ・速度の遅さ・タイヤの摩耗などから、次第に「運ぶ」必要性が高まり、運搬専用の車両が登場します。
高度経済成長期に入ると、全国でインフラ整備が進み、重機の大型化も一気に加速しました。
この時代に登場したのが、低床式トレーラー(ローボーイ)やセルフローダー車両。
重機の高さに合わせた専用設計で、安全かつ効率的な運搬が可能に。
さらに、油圧スロープやウインチ装備による積み降ろしの省力化が実現し、運搬業者の負担が大きく軽減されました。
平成以降、重機回送は「より安全に、より効率的に、より環境に配慮して」というテーマのもとで進化してきました。
しかし同時に、以下のような法規制の強化も進みます。
車両制限令による重量・寸法制限
特殊車両通行許可制度の厳格化
荷重分布計算・走行経路提出義務化
これにより、運行計画や許可申請が業務の一部として必須となり、専門性がさらに高まる時代となりました。
現在の重機回送は、単に「運ぶだけ」の仕事ではありません。
輸送機器の知識、車両法・道路法・建設業法の理解、そして現場との連携力とタイミングの正確さが要求されます。
まさに“現場を滞らせないための最前線”。
今や回送運搬は、建設業のスピードと安全を左右する「影の司令塔」と言っても過言ではありません。
重機回送の仕事は、現場の華やかさとは対照的に、目立たずとも必要不可欠な役割を担っています。
時代とともに道が変わり、車が変わり、法律も変わってきました。
しかし、どんな時代でも変わらないのは、「現場に必要な重機を、確実に、無事に、届ける」という使命です。
次回は、この誇りある仕事を安全・確実に行うための「鉄則」についてお話しします。
次回もお楽しみに!
重量興業株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
神奈川県茅ヶ崎市を拠点に一般運送業と重機回送運搬を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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